広葉樹色づき、舞い落ちる秋。下を向いても秋。色とりどりの葉は落ちてもなお、私たちの目を楽しませてくれます。気温もすっかり下がり、冬本番がやってきますね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
タイトルのとおり、今回は生姜(しょうが)シロップについての記事でございます。ジンジャーシロップとも言いますね。英語ではGinger Syrup。なかでも今回は、Stem ginger(ステムジンジャー)いわゆる生姜のシロップ漬けのレシピを知りたいとのお声をいただきましたので、共有したいと思います。スライスした生姜で作る方法もありますが、ひとかけずつに分けた生姜でつくります。作り方はとってもかんたん。多少日数はかかりますが、あまり手はかかりません。分量は、目安です。お好みに合わせて足したり引いたりしてくださいませ。
材料
- 生姜 500g
- 砂糖 (マスコバド糖/てんさい糖/きび砂糖/氷砂糖のいずれか)500g弱
- ハチミツ 大さじ1
- 煮沸消毒したガラス容器
作り方(所要日数:3日)
- 一晩、生姜を冷凍庫で凍らせる。
- 翌日、冷凍庫から出して解凍する。
- しっかり溶けたら、外皮が離れてくるので、水またはぬるま湯で洗いながらはずしていく。
- 皮を外したら、生姜を一口大くらいの大きさに切る。
- 鍋に生姜を入れて、ひたひたになるくらいの水を入れ1〜2時間ゆっくり煮る。
- 煮汁はボウルに、生姜はザルにあげる。
- 煮汁を鍋に戻して火にかけ、2回に分けて砂糖を入れてよく溶かす。
- 沸とうしたら、しょうがを戻し入れ15分ほど煮る。この時ハチミツも加える。
- ガラス容器に移しフタをして冷ます。
- 生姜シロップのできあがり
1〜4 (冷凍・解凍・下ごしらえ)
袋入り徳用しょうがを仕入れて、袋ごと冷凍庫に入れます。土がついたままでも、解凍したあとに水で洗いながら皮を外していくので大丈夫です。しょうがの大きさにもよりますが、うずらの卵くらいの大きさ(3〜4cm角)に切っておくと何かと使いやすいかと思います。薄く切ってシロップと一緒に飲み物に加えたり、細かく切ってヨーグルトやカレーなど、色々楽しめます。
5〜9(しょうがを煮る・シロップをつくる)
鍋に生姜を入れたら、強火にします。水量は鍋の大きさ生姜の量に合わせて調整してください。グツグツと沸騰してきたら、弱火でゆっくり1時間から2時間ほど煮込みます。生姜の繊維がやわらかくなり甘味が染み込みやすくなります。
しっかり煮込んでやわらかくなったら、煮汁としょうがを一度分け、まず先に煮汁でシロップを作ってください。砂糖の種類・分量はお好みで調整してください。私はミネラル分や蜜を含んだお砂糖が好きなので、マスコバド糖やてんさい糖を使うことが多いです。さらに甘味を出したいときは、氷砂糖を使っています。お砂糖は、煮汁が沸とうする前に入れてよく溶かし、沸とうしてからはシロップを混ぜないようにするのがコツです。
シロップを煮詰めたら、煮込んだしょうがを戻し入れます。この時ハチミツを大さじ1ほど加えてみてください。ちょっとしたマジックが起きるかも?私も今年はじめて試しに加えてみただけなので、ハチミツを入れたからそうなったという確信はありませんが、生姜がよりやわらかくなって、中心までシロップが染み込んでいるように感じました。
10〜11(容器にうつして冷ます・できあがり)
容器の煮沸(しゃふつ)方法も念のため紹介しておきます。
鍋に湯を沸かし、酢を少しだけ(水1ℓに対して小さじ1くらい)加えます。沸とうした湯に耐熱容器を入れ、ビンは5分、フタは3分ほど煮沸消毒します。今回は、大きめのガラス瓶(容量1ℓ)ひとつで十分の量でした。
容器にうつして蓋をしゆっくり冷ましたらジンジャーシロップのできあがりです。
体の内側からあたためて免疫力アップ、冬でもあったか。
心も体もぽっかぽかの冬を過ごせますように。

- 参考レシピ
- 検索ワード
- stem ginger, stem ginger syrup
※学習目的のため、筆者自身が読みづらいと思っている漢字や筆記が難しいと思う漢字には、(ふりがな)を付けています。