掃除をしたら、ご褒美をいただいたお話。

ずーっと気になっていた外構の壁の汚れ。

元々はクリーム色だったようだけれど、40年超分の雨風と風化により、苔むしていてマダラ模様の目立つ壁になっていた。

かれこれ10年、母がずーっと気にしていて、ようやく私も気になってきた。

見れば見るほど、気になる気になる。

極め付けは、ポストに入っていた水道管の高圧洗浄の広告と湿気だった。

下水の通り道は、チェックしてみると、思いのほかというより予想以上に匂いも汚れもなく綺麗にしていた。

母曰く、洗剤を変えてからこうらしい。

そして、壁に目をやるとやっぱり気になる。

家の反対側からポストを中心に壁を眺てみる。

郵便屋さんが毎日投函してくれるポスト。

私が郵便屋さんなら、あまり投函したくないポストに見えた。

湿気ていると、余計に苔が気になる。

苔のことは嫌いじゃない。

むしろ好きだけれど、苔には苔の居場所がある。

そもそもこの子たちは苔なのか?

まじまじと見ていると、ところどころ黒ずんでいることに気づく。

あまり衛生的には見えなかった。

広告の「汚れが溜まると雑菌が繁殖します」

という文句が頭をよぎった。

と、いうわけで、壁を掃除をすることにした。

高圧洗浄機でもあれば、一瞬で終わるであろう作業。

我が家にあるのは、デッキブラシにバケツ、それからノズル付きの長いホース。

年季の入った壁には多少ヒビも入っている。

手作業がちょうどいい。

最近、雨が降ったり止んだりで前日も雨。

壁は程よく湿っている。

部屋の掃除は済んだ。

さぁ、壁掃除。

バケツに入れた酸素系漂白剤を熱いお湯に溶かしハーブ水を加える。

その前に、日焼け止めを塗り、首にはタオル、頭にはバケットハット。

コーヒーを淹れ一息入れてから外に出る。

お隣のおばちゃんたちのおしゃべり、行き交う車の音をBGMに作業を進めていく。

バケツにデッキブラシをひたし、ひたすら壁をブラッシング

排水溝に向けホースで汚れを流す。

40何年分の壁のアカが剥がれて水に流されてゆく。

壁の表面が湿っていたので、思いのほか捗った。

完璧とはいえないが、マダラ模様は薄くなり、クリーム色の壁と多少の苔の生えた壁だとわかようにはなった。

少し若返った心地だ。

片付けをしていると、お隣の奥さんに窓越しに呼び止められた。

手を洗い、

「お騒がせしてすみません」と、伺うと、

「これ受け取って」と、ブドウをいただいた。

「よく働いていたから」

と、ピチピチに熟れた丸いぶどうと長細いマスカットを手渡してくれた。

ぶどうの名前を聞いて、お礼を伝え家に戻る。

「これいただいたよ。ゴールドみのりとなんとかフィンガーだって」

と、母に渡すと、母も嬉しげに、先日お盆の買い物で見つけてきたという尾道のクイーンニーナとプリンスメロンをカッティングしてお隣さんへ持っていった。

汗を流し、服を洗い、ベランダに干す。

リビングに戻り

お隣さんからいただいたブドウをいただく。

瑞々しく豊かな甘味。喉も潤い、視界も明るくなった。

心優しいご近所さんに恵まれ、ありがたい限りだ。

結局、なんていう名前のブドウだったかなぁと、のちのち調べてみたら、

富士稔(ふじみのり)とゴールドフィンガーでした。

名前は一度で覚えたい今日この頃。

ご褒美を味わうひととき。

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